レオーとライオン
かなり久しぶりの映画記録です。
サボっていましたがとにかく映画は観ていました。
溜まりすぎて長くなりすぎると思うので小出しにします。
と言ってまたサボるかな
全ロケ、キャスト、フランスですが監督は日本人。
確か東京造形大とかの学長さんのようです。
主演はフランスのベテラン ジャン=ピエール・レオー
子役からの生涯役者な人らしいです。
私はそこまで造詣に深くないので知らなかった。
レオーがレオー役で出ており、映画ロケ中の空いた時間に、亡くなった思い出の人(恋人?)の幽霊に出会い、過去と対峙する。
そこに現地の映画撮影ごっこをしたい子供達がやってきて、なんやかんやでレオーがその映画に出演する。
みたいな話。
レオーさんも本人役だからというのもあるのかすごく自然にそこにいるし、子供たちはもう思うままに各々喋り出したり、けらけら笑っていたり、映画だけどドキュメンタリーのような不思議な感覚で観ていた。
子供たちは本当に現地でオーディションをして、台本なしに自由に喋ってもらっていたらしいです。
映画作る相談中に秘密基地でケンカしたり、撮影ごっこで好き勝手していたり、そこに混ざるおじいちゃんレオーが指導するでも大人ぶるでもなく、子供たちのテンポに調和していてすごく幸せな空間だった。
あどけない子供たちの質問に先人として言葉を返したりすることもあるけど、子供を子供として扱わないというか、態度を変えずに対等に話をしている姿が印象的だった。
そして、その態度がすごく気持ちが良かった。
自分が子供だった時、スーパーのレジとかで急に子供と接するスイッチをオンにして話されるのが嫌いだったな。
老いて、人生(愛する人)を振り返るというのも映画のテーマとしてあるんですけど、経験値がないので感じ入る事はできず、言葉にしづらいんですが、相手役の女性が幽霊なのに生命力があるというか、瑞々しくて綺麗だった。
二人の会話シーンがかなり抽象的だし、ライオンの意味も未だに思い返しても理解出来てないし、たぶん何かを結論づけたりする映画ではないので、眠くなってしまう人もあるかもしれない。
でも残る人にはかなり良い影響を与えてくれそうなので、ぜひ観てほしい。
感じ入るタイプの午後のさんぽみたいな映画でした。
短いですがこれで。
次もかなり観てほしいと思う映画、
「ジュピターズムーン」を書き留めようかと思います。
おわり